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リメイクのあり方について(タクティクスオウガ運命の輪レビュー)

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今週、15年前にSFCで発売された「タクティクスオウガ」が
新たな要素を追加し、PSP用ソフト「タクティクスオウガ 運命の輪」
としてスクウェアエニックスから発売された。

過去の名作をリメイクして発売するケースは数多い。
ファンの声に答えてリリースされるもの。あるいは単純に”売れる”から。
思惑は様々であるけれど、そんなリメイク作品の中でもオリジナルを越えた
作品は数少ないように思える。リメイク作品のほとんどが上位機種での
開発となるため、グラフィックはより綺麗に、音楽もアレンジして
更には追加シナリオやキャラクターも追加・・・
というのが通例ではあるが、それが”余計”なアレンジとなっている
ケースが多いのだ。なぜ余計と感じてしまうか。
リメイク作品には当時オリジナルをプレイしていたユーザーの他に
新たなユーザーを取り込む要素を盛り込まなければいけないと考えている
メーカーが多い。それは至極当然のようにも思えることなのだが
オリジナルに思い入れのあるユーザーがそれをプレイしたとき、
違和感を覚えてしまうケースも少なくない。よく”思い出補正”などと
言われているそれがそうだ。
果たしてこの「タクティクスオウガ 運命の輪」はどうなのか・・・


まず「タクティクスオウガ」の今までの簡単な歴史から振り返ってみたいと思う。

タクティクスオウガの歴史
スーパーファミコン 1995年10月6日 発売(クエスト)
セガサターン    1996年12月13日発売(リバーヒルソフト)    
プレイステーション 1997年9月25日発売(アートディンク)
Wii VC          2009年2月10日発売(スクウェアエニックス)

ここで面白いのは機種ごとに発売元が変わっていることである。
オリジナルを制作したクエストはボーステックに吸収されたのちに解体されて
しまったという経緯もあったのだが、のちにオリジナルのスタッフは
スクウェアに移籍し、本作に酷似しているとして物議をかもした
「FFタクティクス」の制作をスクウェアより命じられることになる。
PS版、WiiVC版はオリジナルのSFC版の「移植」に留まっていたが、
注目したいのはセガサターン版。なんと唯一キャラクターのボイスが
収録されている作品なのである。声優陣も豪華で当時は声がイメージと違う
など、賛否両論の声もあがったが今見てみるとこれはこれで中々なものだ。
動画があがっていたので参考までに貼っておこうと思う。


そしてこの度発売されたPSP版「タクティクスオウガ 運命の輪」だが
いったいどのようなリメイクがなされているのか。
古参のユーザーをも納得させる出来となっているのか、いくつか見ていこうと思う。

グラフィック※クリックで拡大
SFC版
sfc版
           
PSP版

topsp
  
topapmap

グラフィックの違いは一目瞭然。解像度が上がったことにより
キャラクターの顔などもイラストの雰囲気がそのまま再現されて
おり、ワイド画面に最適化されているので視野が広がりマップも
とても見やすくなっている。更にマップは2Dの魅力を損なずに
3D化されており、戦闘マップでは見下ろし視点への変更も可能。
この辺りの地味なリメイクには好感が持てる。

そしてバランスや世界観をブチ壊しかねないリメイクにおける諸刃の剣。
追加要素についてだが、今回のリメイクではオリジナルの開発者でもある松野氏自ら
「再構築」という言葉を使っているように、数多くの変更点が見られる。

・数々の新キャラクターの追加。
 なかでもラヴィニスはストーリー序盤から深く関わってくる。
010.jpg 3c5eca5f.jpg diego.jpg
  騎士ラヴィニス     屍術士クレシダ  海賊ディエゴ 


・新クラス「ローグ」等の追加。「ぬすむ」などの能力が使用できる。
 またFFTのように盗めるか盗めないのか分からないものに
 奮闘する日々が訪れるのか・・
 そしてオリジナル版ではクラスが性別によって異なっていたが
 初期クラス「ソルジャー」「アマゾネス」も「ウォリアー」に統一され、
 女性専用のクラスだった「アーチャー」も男性ユニットが転職できるように
 なるなど、ユニットの育成の幅が広がった。
to22_s.gif to23_s.gif
  ローグ(男性)    ローグ(女性)

・そのほか既存のクラスにも新規の魔法やスキルが追加。
 新たな禁呪なども追加されるのだろうか?死者の宮殿以上の迷宮があったりして。

・システムやバトル面での大きな変更といったらやはりタロットの「ワールド」
 「チャリオット」だろうか。

to06.jpg

タクティクスオウガはマルチエンディングで、主人公の選択によって
「ロウ」「カオス」「ニュートラル」のルートを辿っていくことになる。
よく「カオス」というと”混沌とした”どちらかというと”悪”に捉えられがちだが
解釈としては秩序と規律を尊ぶ「ロウ」、自由と理想を求める「カオス」
そして柔軟性と客観性を併せ持つ「ニュートラル」といった
単純に善悪で判断することの出来ない思想や理念に基づいた分け方だ。

どうやらこの「運命の輪」というシステムは過去に遡り、運命の選択をやり直すことが
出来るらしい。ここがおそらくオリジナル至上主義ともいえるユーザー達にとっては
一番気になるところだと思うが、やはりプレイするからには全てのルートを見てみたい
と思うのが人情である。この手のゲームは手間や時間がかかるだけに、
その都度セーブデータを分けたり、新しくニューゲームで始めたりというのは
ある意味無駄な作業を強いられる場面も多いので、個人的には良いシステムだと
思っている。「無いよりはあったほうがよい」機能ではないだろうか。
これを”ヌルい”と一蹴するのはそれこそ懐古趣味で偏屈な一部のユーザーだけだと
思われるし、時代や年齢が変わればゲームの時間との付き合い方も変わってくる。


06.jpg  

そしてこれに付随する形で実装された新機能として、「チャリオット」の存在がある。
これは戦闘中に誤って味方が死んでしまった!などというときに
敵味方合わせて最高50手までさかのぼってやり直すことができる機能だ。
オリジナル版では本当にリセットの嵐だったこのゲームだけに、リセットする
手間を省ける機能だと思えば特に問題もないだろう。使う人は使うだろうし
使わない人は最後まで使わない機能かもしれない。

・バトルでの変更点もかなり多いのだが、例えばアンデッドを消滅させる
 「イクソシズム」という魔法、これはアンデッドを倒した状態でしか
 効果を発揮しなくなった。クリザローの町でプレザンス神父がアンデッドと
 対峙し、「イクソシズム」を行使するイベントでは仕様の変化に戸惑う
 姿などが描かれていてファンが思わずニヤっとしてしまう演出も。
    ここで言う「15年ぶり」とはもちろんオリジナル版発売時のことを指している。
 
20101112154740.png 20101112154803.png 20101112154830.png  

・その他PSP版では、「死者の宮殿」のように新たにバトルを楽しめる専用拠点
 がいくつか追加されている。「海賊の墓場」など連続バトルが発生する拠点が
 存在するようだ。もちろん最奥にはお宝があるようなのでやり込み度もアップ。

・本作では武器や防具、さらにアクセサリや消耗品を合成し、
 強化することができるようになった。合成に必要な素材は、ショップで購入したり、
 バトルで入手できるほか、合成で作り出せるものもあるようだ
 この辺は時代のニーズに答えた仕様だと見るべきなのか。
 素材を手に入れるために作業な戦闘を繰り返すようでなければ良いのだが。

・さらにクリア後に楽しめる追加DLCもあるらしい!
 早速配信が決定しているのは12/1配信予定の「ウォーレンを捜せ!」だ。
 配信は全3回を予定しているとのこと。これも非常に楽しみである。

 tog02_s.gif tog03_s.gif

これまで挙げたように様々な追加要素がてんこ盛りとなった今回のリメイクであるが
概ね”良”リメイクと呼べる仕上がりになっていると言ってもよいと思われる。
オリジナルで猛威を振るった「リーンカーネイト+ネクロマンシー」による
キャラ強化が本作でも可能なのか等、プレイ経験者にとって気になるところは
多々あるが、まだそこまで確認できていないのでファーストインプレッションと
いった感じのレビューで今回は締めくくりたいと思う。

ただ残念であるのは、エンカウントした際の「Fight it Out!」のボイスがなくなって
しまっていることだ。どうしてあれをなくしたのか・・・
欲を言えば、セガサターン版のようにボイスを収録し音声のオン・オフを切り替え
られたらそれこそ「完全版」となっていたであろうが
追加されたテキストも膨大なようだし、版権の問題もあると思われるので
これは仕方のないことか。
とはいえ、過去にオリジナル版を遊び倒したユーザーも、新規で楽しむユーザーも
隔たりなく楽しめる作品だと言えるのは、やはり「タクティクスオウガ」が
いまだ色あせない魅力を持った名作と言われる所以だろう。
是非この機会に日本のSRPGのお手本となったこの作品をじっくりと楽しんで頂きたい。

埋もれた財宝などの位置は既存のマップに関しては変化していない様子ですので
こちらのサイトがとても参考になるかと思います。
OgreOrghttp://ogre.org/ogrebattle/treasure/


全くの余談だが、このイラストレーターさんの描く女性キャラの太ももに
妙な魅力を感じてしまうのは自分だけだろうか・・・(汗)






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| ゲームレビュー | 23:02 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

やりたい…やりたすぎてうずうずしますよ…

| UME | 2010/11/12 02:36 | URL |

>UMEさま
いつもコメントありがとうございます^^
経験者としては色々と不安もあった今回のリメイクですが
余計な心配に終わって今は生まれ変わった本作を
とことん遊び倒してやろうと意気込んでいます♪
もし未経験でしたら是非やってみていただきたいですね!

| FUGA | 2010/11/12 19:09 | URL |

おおww
タクティクスオウガ、発売されたんだ!!
テレビ画面にかじりついてプレイしたのが懐かしいです。。。
デニムとかの年齢が上がったんですね。

スーファミではタクティクスオウガ・かまいたちの夜・ときめきメモリアルが個人的に御三家w

| 暇人 | 2010/11/12 23:57 | URL |

いつの間にか発売されてたんですね。私もこのゲームはかなりハマりましたね。ストーリーの要所要所での選択肢で悩まされたゲームってこれくらいかも知れない。「運命の輪」システムはその点で評価が良くも悪くも分かれるような気がします。
私も購入するつもりでしたけどUMDドライブが壊れてしまったので、残念ですが直せるまで見送ることにしています。というわけで、FUGAさんのプレイレビュー楽しみにしています。

| 藍色 | 2010/11/13 00:22 | URL | ≫ EDIT

>暇人さま
昔は何周もするくらいハマってました♪
スーファミ御三家か・・・選ぶの難しいw
タクティクスオウガ・ロマサガ3・マリオカート
それにクロノトリガー・・・あ、すでに御三家じゃないw
スーファミは名作・迷作ぞろいで楽しかったな♪

>藍色さま
そうですね~。このゲームの選択肢はものすごく
重い決断がせまられる場面が多いので、人として
とても悩まされたゲームだと思います。
当時はまだ物事を成すには犠牲が必要なこともあるとか
本質的に理解できていなかった部分もありますが
今人間としても熟成してきた自分がいて、今ならその
決断の意味も受け入れることが出来てしまったりもします。
そういう意味では感慨深いですね。
UMDドライブの故障とは残念ですね^^;吸出しできません
もんね・・・。直ったら是非プレイしてみてください。
個人的にかなりの良リメイクだと思ってます♪

| FUGA | 2010/11/13 15:13 | URL |















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